「あたいが思うに、もうシラミツブシに捜した方がいいんじゃないかって思うの。」
「そうですな、3人がそれぞれの方向に分かれて。」
「うん。」



とりあえず広い範囲を捜すにはこれが1番だと言ったガー子に
あとの2人はうなづきました。

あとあまり遠くには行かないこと
何か見つけたら大声で知らせること
など
細かい決まりも作りました。






さて、冒険の出発です。


この先に何があるのか、
プログレちゃんはとてもわくわくしていました。








「それじゃあ、ある程度行ったら戻ってくるのよ?」
「あ〜〜い〜〜〜。」
「それでは出発デス!!」



3人はそれぞれの方向へと歩き始めました。
やがて芝生の生えている区域を抜け
また真っ白な世界へとただただ真っ直ぐ歩いて行きました。






















どれくらい歩いたでしょうか。


残念なことに進めど進めどあるのは真っ白い空間のみ。
あたりに何かある気配がまったくありません。


もし何かあるとしたら
色が違って見えるので
真っ白な空間の中でもすぐに見つけられるはずなのです。

しかしそれでも何もありませんでした。
 




「うーん・・・何もないなぁ。」


プログレちゃんはあまりにも何もないので退屈になってしまいました。
やっぱり3人で行動すればよかったと思い返しました。


「・・・・・・・帰ろ。」


プログレちゃんは飽きたので
くるっっと後ろを振り返りまた歩き始めました。

遠くの方でかすかに緑の点が見えました。

(まだ2人とも帰ってきてないかな〜?)







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