「話を元に戻すとですね、」
「いやだ。」
「そ・・・そんなこと言わずに!
いいですか?
今のワレワレの目的は、ワタクシのご主人様を捜すということです。」
「おお!なんか面白そうだね♪」
「(やっぱり覚えてなかったか・・・)」

2人はとりあえずトボトボと歩きながら話をしました。


「この2日間ずっと考えていたのですが
やはり2人で捜すよりも
人数が多いほうがいいのではないかと。」
「ええ〜。また何か描くの〜〜?
いやだよ〜。疲れちゃうし。」
「いやいや、それはもちろん
プログレ様がよければの話で
当面はこのまま2人でもいいんです。」

「うん、やっぱいいよ!」
「(どっちダヨ!!!)」

ワンダーは”はぁ・・・”と軽くため息をついて
「ありがとうございます」と言いました。






2人はおもむろに座って
どんなのがいいか話を始めました。


「やはり長旅となるやも知れませんので
友はにぎやかな方がいいですな。」
「うんうん、おいらもそう思う。」
「それとワレワレが迷った時に
冷静に判断してくれる・・・・」


そうワンダーが言うと
プログレちゃんはすぐさま絵を描き始めました。


「いや、今すぐでなくても」
「うるさいほどにぎやかで〜
いつも冷静な人〜。」


ワンダーの言うことを聞き終える前に
クレヨンを持ち始めました。

また軽く歌をうたいながら
スラスラと描いていきます。

まったく・・。と言っていたワンダーも
実は興味深々なのでした。


「おお!こうやってワタクシはここに来たのですね!?」



無心で心を込めて描いたプログレちゃんは
ワンダーの言葉に反応することなく絵を描き終えました。


「ワンダー喜べ。女の子が出来た。」
おお!っとワンダーは声を上げました。



そしてまたまた絵が光はじめたのです。



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